【書評】妻と最後の十日間
家族が病気を患ったのがきっかけで本書を手に取りました。
最も身近な存在である「妻」がいなくなってしまう喪失感は並大抵のことではないはずです。
ジャーナリストである著者が記したリアルな記録は、私の心に圧倒的な力をもって迫ってきました。
幸い私の家族は快方に向かったが「人の生死」は誰もが直面する問題である。
それゆえに本書を手に取る価値は十分にあるはず。
私にとって、印象的な本になりました。
著者がこれまで各国を取材してきたときの体験と、妻が倒れて亡くなるまでの十日間の記録が交互に語られていて、それが本書の味付けにもなっています。
妻と最期の十日間 (集英社新書)
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桃井 和馬
集英社 (2010-12-17)
売り上げランキング: 48528
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